- 建設業
- 茨城県
研究部門が不祥事で足を引っ張るわけにはいかない
特定の法令に限定しないサポートに助けられた
エリア | 茨城県 |
---|---|
業種 | 建設業 |
会社名 | 前田建設工業株式会社 |
HP | https://www.maeda.co.jp// |
前田建設工業株式会社様は、1919年に福井県で創業し山岳土木工事に着手して以降、都市土木、建築、海外そして脱請負分野へと事業を拡大されてきました。他にもオープンイノベーションをテーマにした技術研究所「ICI総合センター」を新設し、事業を通じて社会課題の解決を目指す「CSV経営」に取り組むなど、常に時代の先を見据え、新たな挑戦を続けています。
今回は弊社サービスをご採用いただいているICI総合センター ICIテクノロジーセンターの建築構造グループ長 成瀬 忠 様、環境技術グループ 主幹 野田 兼司 様、総務・管理グループ 宮内 隆志 様にお話しを伺いしました。
法令順守について社内調査だけでは、網羅できている確証がない
ある日、安全部から「安衛法の改正があり、薬品の取り扱いが厳しくなったが知っているか?」と確認がありました。対応しているつもりではありましたが、ずっと法令を追っているわけではなかったので、正直対応しきれているのかどうか自信がありませんでした。どこまでいっても調べ切れている・網羅できているという確証がない状態だったんです。
「法律違反はなんとしても避けなければ」と導入に踏み切った
法令を特定しないサービス提供が決め手
イーバリューさんについては、もともとメンバーがセミナーを受講していたので知っていました。提案を受けた際に、いいサービスだとは思ったのですが、どれだけリスクがあるかどうかも分からない分野にどこまで費用をかけるのか?というのは部内でも、検討が必要な要素でした。ただ、「どれだけリスクがあるかどうかも分からない」というのが一番リスクじゃないか?という結論になり、導入を決めました。法律違反はなんとしても避けたかったので、それを防ぐために費用がかかってもやるべきだと。
建設業、かつ、研究部門なので、該当する法令が非常に多いのが特徴です。そのため、そもそもどの法令が対象なのかが把握しづらいという課題感がありました。そこで、法令を特定せずに、監査やパトロールを行っていただけるというご提案内容は非常に魅力的でした。
研究部門は業務の定型化が難しく、
法令対応が追いつかない懸念があるため、
リスク意識を向上する必要性を感じていた
研究部門では、業務特性上、いつも新しいことを試しています。そのため、経験に基づく対応が難しく 、手順や計画を踏まえたリスクが想定しづらかったり、今までの傾向を踏まえた対策が立てづらかったりします。幸いこれまで大きな事故は起きていないものの、知らないうちに法令違反になりやすいという研究部門の特徴からも、所属している社員のリスク意識を高める必要があると感じていました。
指摘を受けるたびに、問題点が減少
ヒヤリとする対応漏れを防止できている
監査や安全パトロールで指摘を受けるたびに、研究所での問題点が減っています。やはり指摘されたくないですからね。また、研修は社内でもやっていますが、専門家の方にご対応いただくことで、注意しなければという意識が広がっているのを感じます。最新の他社事例など、具体例を交えて解説していただけるので分かりやすいですね。また、私たち企画側としては、工数の削減ができるのもありがたいです。事例を集めたり、資料を作成したりでかなり時間がかかってしまうので、そこがアウトソースできるのにもメリットを感じています。
セミナーや、安全パトロールでは毎回気づきがあります。対応できていない部分があったり、対応していたつもりが足りなかったりということで、もし導入していなかったら…と考えるとヒヤリとすることもあります。対応しなければならない内容が、安全のために装着するハーネスの基準や、資格の取得状況、薬品の管理など多岐にわたるため、重要事項の見落とし防止として大変助かっています。
研究部門が不祥事で足を引っ張るわけにいかない
今後は、システムの導入によりさらに強固な仕組みづくりを
(御社の場合は、問題点が見つかった後の改善スピードの速さが素晴らしいです。次のパトロールでは全て改善されているので…。そこまでのスピード感で対応される事業者様は多くないですよ。)
イーバリューさんからの指摘は、外さないんですよ。いいところを突いてくるというか…。社内で法令違反があると、現場の稼働停止などで顧客や社会に迷惑をおかけしたり、営業停止や入札停止にもなりかねません。私たち研究部門が不祥事によって、建設現場の足を引っ張るわけにはいかないんです。 何かが起こってからでは遅いので、改善が必要なことはすぐに対応していきます。
今後の取り組みとしては、リスクが高いと感じていた薬品の量の管理の改善のために、薬品管理システムを導入しました。イーバリューさんにも、活用していくためのアドバイスをいただければと思っています。
成瀬様、野田様、宮内様、事例掲載にご協力いただき、ありがとうございました。
今後も、イーバリューはお客様の期待に向き合い、コンサルティングを通してサポートいたします。
事例でご紹介したサービス:
※お客様のご要望や課題に応じて、コンプライアンス向上やリスクマネジメントに関するコンサルティングサービスをご提案します。
お気軽にご相談ください。