各事業所のレベル差を何とかしたい!
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廃棄物研修|各事業所のレベル差を何とかしたい!

エリア 東京都
業種 化学/住宅
会社名 積水化学工業株式会社
拠点 従業員数:26,486名(連結)
工場・研究所(グループ):50ヶ所以上
HP https://www.sekisui.co.jp/index.html

 

積水化学グループ様は、際立つ技術と品質により、「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」のフロンティアを開拓し続け、世界のひとびとのくらしと地球環境の向上に貢献されています。 また、温室効果ガスの排出量や生態系への負荷を減らす、資源の循環型利用を進めるなど、生物多様性が保全された地球の実現に向け日々事業活動を行われています。 今回は、ESG経営推進部 担当課長 上田 明弘 様にお話を伺いました。

 

各事業所の廃棄物管理レベルの格差を何とかしたい

積水化学グループの工場・研究所は国内に50ヶ所以上あるため、それぞれの事業所の環境担当者の廃棄物管理のレベルには格差が出てきます。私たち本社の環境統括部門から、法改正情報や対応の方法など情報発信をして、管理状況をチェックするために環境監査を行ってはいますが、日常の管理方法は担当者のスキルに依存している部分があります。

 

「処理業者はプロ」という思い込みで、排出事業責任が果たせていないのでは…?

また、廃棄物処理業者はプロであるとの思い込みがあり、契約の内容や処分状況については業者にお任せ状態になり、排出事業者の責任が果たせていない恐れがあるとも思っていました。

外部セミナーにて、イーバリューの講演を聴講
処理業者任せのリスクを社内に展開したい!

2018年10月にあったISO審査員評価者向けセミナーに参加し、イーバリューの佐藤さんの「複雑な廃棄物処理法について」の講演を聞きました。その中で語られる処理業者の実情を聞いて、今までの認識が変わりました。これまでは、「法律で決められているし、事業として、プロとして行っていることだから、無茶なことはしないだろう…」と思っていたんですが、そうじゃないんだな…と。 そこを知っていると知らないとでは、意識も管理方法も変わるのではないかと思い、自社でも処理業者の実情を学ぶ研修を行いたいと思いました。

▼セミナーのスライドの一部「実際にあった業者のミス」

廃棄物の研修は今までも継続的にやっていた
自衛的な管理という観点で担当者のレベルアップを期待して依頼

廃掃法の解説や、法令順守の教育であれば、これまでも継続的に社内で行っていました。ただ、廃棄物処理業者の実態については情報が少なかったため、「自衛的な管理」という観点を補完することで担当者の管理レベルの向上を期待して、実施を決めました。

処理業者の実情についての豊富な知識
単なる法令の解説ではなく、実務に即していてすぐに役立つと感じた

イーバリューさんに講師をお願いしたのは、廃棄物処理業者との繋がりもありそうで、排出事業者は、把握が難しい”廃棄物処理業者の実情”について豊富な知識をもっているというところです。あとは、実際に講演を聞いて、単なる法令の解説ではなく実務に即した内容であり、非常にわかりやすく、すぐに役立つと感じたためです。

 

年始の予算取りはしていなかったが、それでも無理な金額ではなかった

実は、例年社内で行っていた研修だったため、年始の予算取りはしていませんでした。ちょっと頑張ってかき集めました(笑)とはいっても、他部署が行っている外部講師の研修と比較しても、納得がいく価格でしたし、無理な金額ではありませんでした。

事前の打合せでも講演内容がスムーズに把握でき、安心

初回の打合せでは、当日使用する資料の大半ができあがっていたため、講演いただく内容がスムーズに把握でき、安心できました。            ▼ご依頼の流れ

“研鑽会”にて実施

今回の研修は研鑽会にて行いました。研鑽会とは、毎年1回、各事業所の環境管理のレベルアップのために、本社環境統括部門主催で実施しているものです。午前は、全拠点の廃棄物管理担当者へ本社から方針の共有や、目標の進捗報告を行っています。午後は、例年は自前のワークショップを行っていました。テーマは、廃棄物管理のポイントや、廃掃法の解説、環境事故の緊急事態の対応方法についてなど、廃棄物に関わること全般を取り扱っています。

 

「参考になった」が100%
業者任せが危険であることを再認識するきっかけになった

参加者アンケートの結果からも、好評でした。参加者としても、業者任せが危険であることを再認識するきっかけになったようです。研修を受けて、能動的な管理方法に変えるという意思表示もしてくれています。 ▼研修の様子

 

 

 

 

 

 

 

ただ、「研修の場ではディスカッションを行う」という弊社の文化もあり、話を聞く時間がやや長いと感じた参加者もいたようです。これは、講演時間の制約があってグループワークの時間が短くなってしまって…。佐藤さんからは事前に時間についてもお伝えいただいてる中で、今回は(グループワークを減らしてでも)全ての情報を伝えたいということで、この時間配分でお願いしました。

参加者アンケートの結果

ご参加いただいた方々のお声

廃棄物処理業者の現状が分かりやすく理解できた。また、廃棄物担当として課題が見出せたので、今後の業務に活かしたいと思う。
産廃処理業者側の状況からの説明(しかも納得できる)により、それに伴うリスクも理解し易かった。
・産業廃棄物処理業者に任せれば大丈夫との認識であったが、今後は自社管理として要点を抑えた効率的な管理を推進していこうと思った。
・以前から廃棄物管理のリスクについて漠然とは知っていたが、なかなか当事業場主導での管理ができていなかった。また従業員に対するリスク教育も十分ではなかった。今回の内容を従業員で共有して、分別管理を徹底していきたい。
法律の細部にわたる説明業者の実態等について大変参考になりました。 事例などの間の話が長くて、間延び感も感じました。テキストに頼る所と話を集中させる所があっても良かったのではないかと思い、120分は長いと思いました。参考になったと言う部分は、廃棄物処理業者の状況と自分たちの責任を再認識する場になったからです。
・産業廃棄物業者の実態が理解でき、今後の対応の指針が得られた。
・廃棄物の話は、現場に近い話であり親近感が持てて、且つ気を付けなくてはいけないこと等が理解できました。
・話の内容が一方通行ではなく、時折各人に考えさせる場面が設定してあり、事実と体験を踏まえたコメントを織り交ぜての講演だったので、120分が長く感じられなかった。

アンケート結果も良かったため、また機会があればお願いしたいと思っています。


 

ESG経営推進部 担当課長 上田 明弘 様、事例掲載にご協力いただき、ありがとうございました。
今後も、イーバリューはお客様の環境価値を高めるためのサポートをいたします。

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