【『安全配慮義務』とは】
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コラム
現場でよくある事故事例、今回は酸欠にまつわる事例をご紹介します。
タンクローリーのタンク内清掃に入ったところ気分が悪くなり、慌ててタンク外に出ようとした際に頭部を打撲、酸素欠乏症で救急搬送された事例です。
マンホールを開放後、しばらくしてから作業を開始したものの、送風機などは使用せず、作業開始後すぐに気分が悪くなったことから、相当量の窒素ガスが残留しており、酸素濃度は非常に低い状態であったことが伺えます。
酸欠が懸念されるような空間での作業を行う際は、まずは酸素濃度の測定を行う必要があります。
今回、作業前にマンホールを開放し、しばらく待っただけでは十分な換気が行われていませんでした。酸素濃度を測定する手順を徹底することで、少なくとも低酸素状態で作業を開始することを防げます。
そして、タンク内などの作業では送風機を使用して作業中の換気を行う必要があります。短時間の作業だからといって省略せずに、手順通りの換気を行います。
しかし、そもそも酸欠のおそれがある作業は「酸素欠乏等危険作業特別教育」を受けた作業者が行う必要があります。さらに、酸素欠乏危険作業主任者の選任も必要です。
有資格者を選任し、教育を受けた者のみを作業させることを徹底していれば、送風や酸素濃度測定の不適切な省略は防げたのではないでしょうか。
セミナーインストラクターとして、数々のセミナーを担当。オンラインセミナーの実施やeラーニングシステムを使った動画コンテンツの制作にも注力する。コンテンツの企画から講師までを一貫して手掛け、通年80回以上の講師実績を持つ。また、イーバリューの法令判断担当として、クライアントの法解釈に関する質問や相談に対応。対応件数は年間約1,000件に上る。法令知識だけでなく、省庁や管轄自治体等の行政への聞き取り調査も日常的に行っており、効果的な行政対応のノウハウを持つ。
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