溶接ヒューム規制③
~マスクの選定とフィットテスト編~
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コラム
※2015年10月28日執筆時点の情報です。
※その後の動向を下記コラムにて、ご紹介しております。
▼【PCB特措法改正情報】改正予定の2つのポイント(2016.04.4更新)
法律で定められたPCBの処理期限は、平成39年3月31日。
ところが、実際に高濃度PCBの処理を行える期間はもっとずっと短いのです。
こちらでは、高濃度PCBの処理期限について詳しくお伝えいたします。
関連情報:安全に保管して期限内に処理!微量PCB廃棄物の取扱はどうする?
目次
北九州・大阪・豊田・東京・北海道に高濃度PCBの処理施設があります。
その処理施設ごとに受け入れできる期間が、処理期限よりも早い時期に決まっているのです。
それを計画的処理完了期限と呼びます。
しかし、その”計画的処理完了期限”についても早まることがあります。
なぜなら、PCB処理事業所は、立地先自治体からできるだけ早期の処理完了を求められているためです。それに応じて処理の完了を早めることもあり得るようです。
また、計画的処理完了期限が近づくと、搬入が集中するため、処理委託を受けられなくなるおそれもあります。
JESCOの処理能力には限りがある一方、処理期限の再延長は認めないとされています。
実際の各処理施設の計画的処理完了期限は、以下の通りです。
参考:PCB廃棄物処理事業基本計画の概要<中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)HP>
JESCOホームページには以下のように記載されています。
つまり、「自身で施設設備を作って処理しなければならない」ということです。
実際、どのような対応がなされるかは決まっていませんが、期限内に処理するよりは膨大なコストがかかることは確実です。
現在の方針では、例え順番待ちをしていても、計画的処理完了期限になると処理を打ち切られてしまいます。
ただし、期限が近づくにつれて、処理業者に搬入が集中し、委託しづらくなる点は同様です。
法律で定められた期限内に処理をするためには、早急に計画を立てる必要があります。
いかがでしたでしょうか?
PCB廃棄物の処理期限がかなり厳しいということがお分かりいただけたかと思います。
罰則を受けないためにも、余分なコストをかけないためにも、今の段階で処理の計画をたてることをおすすめいたします。
参考引用サイト:中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)HP
セミナーインストラクターとして、数々のセミナーを担当。オンラインセミナーの実施やeラーニングシステムを使った動画コンテンツの制作にも注力する。コンテンツの企画から講師までを一貫して手掛け、通年80回以上の講師実績を持つ。また、イーバリューの法令判断担当として、クライアントの法解釈に関する質問や相談に対応。対応件数は年間約1,000件に上る。法令知識だけでなく、省庁や管轄自治体等の行政への聞き取り調査も日常的に行っており、効果的な行政対応のノウハウを持つ。
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